2018年度スローガン 『一人ひとりの自己成長が地域(まち)を変える』

理事長所信

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理事長所信とは、メンバー、そして地域の方々に向け、2018年度の高岡JCの考え方や取り組むべきことを示したものです。

2018年度の藤森理事長の考えやその意気込みをぜひご一読いただければと思います。


公益社団法人高岡青年会議所
第48代理事長  藤森 亮平

スローガン 「一人ひとりの自己成長が地域(まち)を変える」


 

【はじめに】

 我々は何のために青年会議所に入っているのでしょうか。それは自分たちの住み暮らすこの地域(まち)をより良くする運動をするためです。そして、この運動を通して我々が自己成長することで新たな力を養い、その力を持ってさらに地域(まち)を良くするための運動につなげていきます。この運動を通した自己成長の連続こそが人生最高の学び舎と言われる青年会議所の大きな魅力なのです。この機会は全てのメンバーに与えられていますが、全てのメンバーが等しく自己成長できるわけではありません。誰のため、何のためにこの運動をしているのかを深く理解した上での活動でなければ自己成長にはつながらないでしょう。メンバー一人ひとりが青年会議所運動の意義を正しく理解し、情熱を持ってそれぞれの活動に参加することではじめて自己成長を実現できるのです。そして、一人ひとりが自己成長を遂げることによって地域をより良くするための人財となり、その運動を継続することによってこの地域(まち)を変えるのです。

 人は他者のための行動にこそ自分の能力以上の力を発揮できます。それは自分一人が走る徒競走より、仲間のために走るリレー競技の方がいつも以上に力が入る感覚に近いと思います。仲間のことを想う気持ちが自分を動かし、大きな力となっているのです。青年会議所の活動においても同じことが言えます。地域(まち)のため、仲間のためだからこそいつも以上の力を発揮することができるのです。そして、いつも以上の力を発揮することで自分の限界を打ち破り、これまでの自分を超越しさらなる自己成長を遂げることができます。

 また、箱根駅伝のように仲間のためにひたむきに走り続ける姿は見る人に感動をもたらし、共感を呼び起こす大きな力があります。それと同じく、我々も「明るい豊かな社会の創造」を実現するという志をもち、自らが率先して地域(まち)のために行動しつづける姿を見せることで、市民に共感していただくとともに、市民意識の変化を促せるのです。この市民意識が変化していくことによって市民一人ひとりの行動が変わり、その流れがこの地域(まち)全体に広がっていくことで「魅力あふれる心豊かな地域(まち)たかおかの創造」につながるのです。

 

【50周年に向けた組織強化】

 2015年、45周年の際に、公益社団法人高岡青年会議所は新たな社会づくりテーマである「自立型社会の創造」を提唱しました。市民一人ひとりが国や行政にまちづくりを任せるのではなく、「自分たちの地域(まち)は自分たちで考え自分たちで創る」という自立した考えを持ち、主体的にまちづくりに参加していただけるよう市民の意識を変えていくため、これまで多くの運動を展開してまいりました。折り返し地点となる本年は、この運動をさらに展開していくとともに、大きな節目となる50周年を見据えた組織の強化と50周年以降の高岡青年会議所を牽引できる人財の育成に努める必要があります。

 

【誇り高きJAYCEEとして】

 ここ数年、これまで高岡青年会議所の中枢を担っておられた諸先輩が多く卒業されるとともに、多くの若い新入会員が入ったことによりメンバーの世代交代が大きく進みました。これは時代に合わせて組織を変化させる良い機会である反面、青年会議所運動に対して理解の深いメンバーが減少していくことによる影響が心配されます。

 また、メンバーによって青年会議所活動に対する想いや青年会議所の目的・使命の理解に差があり、それぞれの活動に取り組む意欲に違いが出る一因となっています。そこで、メンバー一人ひとりが青年会議所の目的・使命を今一度理解し、全ての活動に対して責任と誇りを持つことが必要です。そのことが高岡青年会議所の一員であることに自信を芽生えさせ、地域をより良くする人財となるのです。我々一人ひとりがJAYCEEとしてのあるべき姿を追求し、自己成長を遂げなければなりません。

 

【会員拡大こそ青年会議所運動である】

 会員拡大とは、単に組織を維持するために行う活動ではありません。市民意識を変革することでより良い社会を実現するという青年会議所運動そのものであり、この地域の発展に貢献できる人財を増やしていくための活動でもあります。我々はこの地域の未来のために志高く行動できる仲間を増やし、より大きな運動を展開していくためにも会員拡大をさらに推進していく必要があります。

 また、会員数が増えることはより多くの会員との出会いの機会となり、多種多様な価値観を持った会員同士が切磋琢磨することで自己成長の機会も増え、組織としての成長にもつながります。出会いの宝庫と言われる青年会議所であり続けるためにも会員数の減少という現実に向き合い、この課題を解決しなければなりません。

 しかし、会員拡大は1つの委員会に任せておけばいいという簡単な課題ではありません。一人ひとりがこの課題を自分ごととして捉え、全員で解決するという意識を持ち、自らの言葉で高岡青年会議所の魅力を伝えられる存在となる必要があります。メンバー一人ひとりがこの組織の意義と魅力を正しく理解し、伝えられる姿こそ、メンバーが自己成長した姿です。全メンバー一丸となって拡大に取り組んでいかなければなりません。

 

【地域経済を活性化させる人財となるために】

 都市一極集中が加速し地方が疲弊していく状況の中、地域経済の一翼を担う我々の責任は重大です。地域経済が成り立たなければその地域は存続することができません。また、地域が存続できなければ、地域に生かされている我々の企業も発展することは難しいでしょう。我々は地域経済を活性化させるために、企業を発展させる力を養う責任があります。二宮尊徳の「道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である」という言葉がありますが、我々は地域のために経済活動をしっかりと行い、その成果を残せなければ真の青年経済人とは言えず、他者への影響力を持った人財とも言えないのです。

 また、我々は企業だけでなく地域においても自らが率先して行動することで他者に対して良い影響を与えられる存在でなければなりません。そのためには、自分の利益だけを優先することなく、地域のため、他者のために行動するという公共心を持ち、現状に甘えることなく常に新たなことに挑戦しつづける行動力を兼ね備えた人財へと自己成長を遂げなければなりません。そして、地域や企業を牽引し続けることができる真の青年経済人を育てていくことによって、この地域を持続的に発展させていくのです。

 

【グローバル時代に対応できる人財となるために】

 日本が観光立国として国をあげて外国人旅行者受け入れを推進していることで、各地で外国人旅行者が増えており、ますますグローバル化が進んでいることを肌で感じられます。世界との垣根がなくなっている状況下において、海外の方と交流する機会が増えていますが、その前に我々にはやるべきことがあるのではないでしょうか。まずは自分自身が日本の歴史や文化についての知識を持っていなければ、海外の方とお互いの国について対等に語り合うことができないからです。日本を知り、日本について語れることが、相互理解を深めるために必要なことなのです。また、日本と海外の文化や考え方の違いを知ることで、日本の良さに改めて気付くことができ、日本という国に誇りを持って海外の方々と接することができるのです。

 この地域が国際化時代に向けて発展するためには、グローバルな視点を持ち、地域から世界を見据えて活躍できる人財を育成していく必要があります。地域と世界が直接つながることで新たな可能性が生まれ、斬新な発想で地域を活性化させるための力となるのです。我々はこの地域に国際交流の機会を創造し、広い視野や感性を身につけるとともに、一人ひとりがこれらの知識と経験を兼ね備えた真の国際人として自己成長することで、このグローバル時代に地域や企業を発展させられる人財となることができるのです

 

【これからのまちづくりに向けて】

 2040年までに896の地方自治体が存続できず消滅する可能性があると言われているように、この高岡においても人口減少、少子高齢化などの社会問題によって、地方自治に多大な影響が出ることが予想されます。そうした背景の中、我々は新たな社会づくりのテーマである「自立型社会の創造」を掲げ、「自分たちの地域(まち)は自分たちで考え自分たちで創る」という自立した考えのもと、国や行政だけに頼るのではなく、市民一人ひとりがまちを良くしていくという当事者意識を持ち、持続可能なまちづくりを創造していく必要があります。

 そして、高岡のまちづくりを考えた時、かつての城下町としての歴史は重要な資産であります。1609年に高岡城に前田利長公が入城され、この町がつくられました。当時はこの高岡城がまちのシンボルであり、人々はこの高岡城を中心にまちづくりを進めていきました。市民に対してまちづくりへの意識を持っていただくためには、市民の誰もが共感できる要素を持つことが重要です。また、2016年12月には高岡御車山祭の御車山行事を含めた「山・鉾・屋台行事」がユネスコ無形文化遺産に登録決定されたこともあり、まちの歴史に対して人々の関心がより高まっています。この機会を好機と捉え、我々は高岡のルーツとまちづくりの歴史を研究・調査し、これからのまちづくりを市民と共に考え自己成長していかなければなりません。

 さらに、この高岡には歴史や文化など多くの魅力がありますが、市民の中にはこの魅力に気づいていない方もおられます。高岡の魅力が客観的に評価される機会があれば、市民もこの高岡の魅力に気づき郷土愛が育まれます。そして、郷土愛を持った市民がまちづくりに積極的に参加するようにすることで、自立した地域(まち)へとつなげていく必要があります。

 

【未来の高岡のために】

 この地域が持続可能な社会であり続けるためには「これからの地域を担っていく人財を育成していく」ことが重要です。少子高齢化による人口減少が今後も進行していく中、未来の希望である青少年を自立した大人へと導き、これからの地域を任せられる人財へと育成しなければなりません。その中でも子供から大人へと変わっていく世代に対しての教育を実施することが、

 自立した大人へと導く教育になるのです。自立した大人とは、高い労働意欲を持った存在であり、青少年が自立した大人となるためには、働くことの意味を理解することが重要です。働くことの意味がわかれば、自分の将来に対しての夢と希望が膨らみ、働くことに対して前向きに考えられるようになるからです。我々は未来の働き手となる青少年を高い労働意欲を持った自立した大人へと導いていく必要があります。

 また、自立した大人は政治に対して高い意識を持つ存在でもあります。一昨年、選挙権年齢が18歳に引き下げられ、多くの若者が政治に参加する権利が与えられましたが、現状の学校教育では政治について学ぶ機会はなく、依然として若者の政治への関心は低く投票率も低迷しています。我々は青少年への有権者教育を推進し、政治を自分ごととして捉えられる自立した大人へと導いていく必要があります。

 

【組織の要として】

 組織を運営していくにあたり、総務と財務の存在はとても重要です。この2つの委員会が機能していないと組織運営に大きな支障をきたす恐れがあるからです。組織の要となる両委員会がそれぞれの担いを全うすることで円滑な組織運営へとつながり、全ての委員会が行う活動の効果をより高めることができるのです。

 財務には公益団体として厳正かつ適切な財務管理をすることがまず求められます。また、会員から預かった貴重な活動資金を運用する立場として、ルールを徹底し厳しく審査する必要があります。そのことが各委員会の事業運営をサポートすることになり、またメンバーの財務知識向上を通しての自己成長にもつながるのです。また、広報の担いとして、より多くの市民に対して高岡青年会議所の運動を広く発信し、我々の運動を理解していただき、ともに活動していただけるよう情報発信をする必要があります。そして、多くの市民を巻き込んでいくための効果的な広報活動のために、財務の視点をもって組織を支えます。

 高岡青年会議所が組織として地域のためにより良い運動を展開していくためには、総務が組織運営を円滑に行っていかなければなりません。組織とは個の集合体であり、個であるメンバー一人ひとりをまとめ組織として連携していくことでより効果的な運動をすることができるのです。また、青年会議所では多くの会議で議論を重ねることで、地域のためのより良い運動を追求するとともに、会議を通したメンバーの自己成長へとつなげる組織です。会議の質が落ちれば、おのずと運動の質も落ち、自己成長の機会も失われます。この会議の質を高めるために、総務委員会の下支えが必要です。そして、この組織が多くの運動を展開していくためには、この組織を構成する委員会をしっかりと機能していなければなりません。委員会がしっかりと機能することで、メンバー一人ひとりが質の高いJC活動を行うことができ、より良い運動につながるのです。委員会が自己成長の場となるためにも、委員会運営をしっかりと行えるようサポートする必要があります。さらに、JC活動をする中においては、JCのルールや行動規範を徹底できるようよう組織に浸透させ、組織としての価値を高めていく必要があります。そして、これらを通して公益団体としての運動がより効果的に行えるよう、組織力を向上させていかなければなりません。

 

【結びに】

我々、一人ひとりがそれぞれ自己成長を遂げた時、次に目指すべき姿が見えてくるはずです。そしてその目指すべき姿に向けても恐れずにさらなる一歩を踏み出していきましょう。自己成長に終わりはなく、現状に満足することなく歩みを進めていくことがこの地域のためになり、自分のためになるのです。



【重点項目】

・LOM一丸となった全体会員拡大
・50周年に向けた会員一人ひとりの資質向上を通じての組織強化
・高岡JC運動方針に基づいた事業の実施
・日本JC、北陸信越地区協議会、富山ブロック協議会への協力ならびに出向者支援

 


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